『都市・まちづくり学入門』

成る都市計画・まちづくりとは

久隆浩+新しい都市計画教程研究会

2012.01.26(終了しました)


趣旨

 人口減少時代に入り、パワーとマネーにより「大きくつくる」都市計画は終わった。これからは個々人が自分の周囲にある環境の特性や周りにいる他者との関係性を意識し、小さな自律的な変化を積み重ねるまちづくりの時代だ。
 そんなことはいまさら議論するまでもないという向きもあるが、そうだろうか。震災時のような危機の都市計画では、力に頼る都市計画が頭をもたげ、環境や関係が軽視されているように見える。本当に近代都市計画を乗り越えられたのか。
 本セミナーでは都市計画・まちづくりの有り様について、「自ずと成らしめる」というオルタナティブを提示した『都市・まちづくり学入門』の筆者代表である久隆浩氏に、その骨子をご説明いただき、参加した執筆者に各章でそれを「どう受け止め、どの点を工夫し執筆したか」「課題が解ききれたのか」といった率直な感想をいただいたあと、会場の皆様をまじえ、議論したいと思います。
 奮ってご参加ください。

担当編集者・前田裕資
 

□日時/場所/会費


好評発売中

○セミナー
 12年1月26日(木曜日) 17時30分開場、18時開演〜20時頃まで
 大 阪キャンパスポートのルームA
 会 費/1000円、定員40名(先着順)
 

アンケートでいただいたご意見・ご感想

○Mさん(行政マン):
 大変勉強になりました。有り難うございます。

○Tさん(行政マン):
 本の理解を深めることができました。有り難うございます。

○Kさん(行政マン):
 新たに理解できた点や、共感できる点も多くあり、参加させていただいて良かったです。
 まちづくりにもいろいろな面があり、一市民としては興味深く、一行政マンとしては非常に考えさせられました。
 まちづくりをする方に、自分の思うまちづくりを押し付けない肝要さが必要ですね。

○Tさん(行政マン):
 都市の歴史の継続と、法の規制と住民。禅問答が楽しかった。

○Kさん(ゼネコン):
 この分野はあまり明るくないこともあって、お話が難しかった、というのが正直な感想です。具体的なお話、事例がもう少しあったほうが分かりやすい気がしました。

○Oさん(コンサルタント):
 部分的には共感・理解できましたが、全体を通した流れは不鮮明でした。

○Fさん(大学):
 筆者の方々のお話をダイレクトに聞けて良かったです。

○Kさん(コンサルタント):
 人としてどういう生き方をすべきか?というところと、深く関わる話だな、と思い聞いていました。
 そういうことをどう伝え、育てていくのか、も難しいですね。
 ただ、時代の気分として「何か目標がほしい」という感があり、どう意義を説いていくのか?。
 いろいろと考えさせられました。

○Tさん(設計事務所):
 竣工のないまちづくりは理解しました。
 今の日本は、着工もすでに終えて、居抜き工事をしつづけているんだと思います。
 一方で、中国では更地に「新宿」が欲しいなどという動きや、日本の震災復興などドラスティックでハードな整備についても、この本を読んだら良いのでしょうか?

○Nさん(NPO):
 「なるようになる」をコントロールする向きもあるような気がします。善意であれ、あるいは悪意で。

○Mさん(大学・筆者):
 なかなか緊張感のあるセミナーでした。
 充実感を参加いただいた方には持っていただけたのではないでしょうか。
 司会はこのようにすべしという好例を見せていただきました。



当社スタッフ(2012年春入社予定)の感想

編集担当者の感想(前田・ブログ)


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A5判・224頁・定価2625円(本体2500円)


執筆者略歴

◎久 隆浩(ひさ たかひろ)
 1958年高知県生まれ、大阪育ち。
 大阪大学工学部環境工学科卒業、同大学院博士後期課程修了。
 工学博士。
 (財)21世紀ひようご創造協会主任研究員、大阪大学工学部助手、近畿大学理工学部助教授、同教授を経て、2010年より近畿大学総合社会学部教授、国際人文科学研究所教授(兼任)。
 著書に『21世紀の都市像』(共著、古今書院)、『自治都市・大阪の創造』(共著、敬文堂)、『地方分権時代のまちづくり条例』(共著、学芸出版社)など。

◎柴田 祐(しばた ゆう)
 1971年愛知県生まれ。
 大阪大学大学院工学研究科博士後期課程環境工学専攻修了。
 博士(工学)。
 潟Xペースビジョン研究所研究主査を経て、2006年より大阪大学大学院工学研究科助教。
 (社)日本都市計画学会関西支部特別委員会「新しい都市計画教程研究会」副委員長。
 著書に『柔らかいコモンズによる持続型社会の構築』(共著、農林統計協会)、『はじめての環境デザイン学』(共著、理工図書)など。

◎嘉名 光市(かな こういち)
 1968年生大阪府まれ。
 東京工業大学大学院社会理工学研究科博士後期課程修了。
 博士(工学)。技術士(都市及び地方計画)。
 一級建築士。
 UFJ総合研究所主任研究員、大阪市立大学講師を経て、2006年より大阪市立大学大学院工学研究科准教授。
 著書に『生活景―身近な景観価値の発見とまちづくり』(共著、学芸出版社)など。

◎ 林田 大作(はやしだ だいさく)
 1967年大阪市生まれ。
 東北大学工学部建築学科卒業、同大学院博士前期課程修了。大阪大学大学院博士後期課程修了。
 博士(工学)。
 椛蝸ム組東京本社設計本部勤務、和歌山大学システム工学部環境システム学科講師、准教授を経て、2010年より大阪工業大学工学部建築学科准教授。
 作品に『TCセンター』『キヤノン販売品川本社ビル』(共同設計、椛蝸ム組にて担当)など。著書に『名作住宅で学ぶ建築製図』『建築設計学T』(共著、学芸出版社)、『まちの居場所 まちの居場所をみつける/つくる』(共著、東洋書店)など。

◎坂井 信行(さかい のぶゆき)
 1965年滋賀県生まれ。
 山口大学工学部建設工学科卒業、神戸大学大学院工学研究科修士課程土木工学専攻修了。
 技術士(建設部門/都市及び地方計画)、一級建築士。
 樺n域計画建築研究所計画部長代理、大阪商業大学大学院地域政策学研究科非常勤講師。主に都市計画、都市デザイン、市民まちづくり支援等の業務に携わる。
 著書に『地域のチカラ』(共著、自治体研究社)など。

◎篠原 祥(しのはら やすし)
 1958年生まれ。大阪南部の羽衣出身。
 京都大学工学部建築学科卒業、同大学院修了。
 技術士(都市及び地方計画)、一級建築士。
 1984年大阪ガス鞄社。1989年より都市開発、社有地開発関連の業務に従事。2000年より大阪都心部をフィールドとしたまちづくり活動に関わる。2010年7月より姫路地区支配人。この間、大阪大学大学院ビジネスエンジニアリング専攻客員教員、大阪市都市再生本部を兼務。
 著書に『都市の魅力アップ』(共著、学芸出版社)、『大阪のひきだし−都市再生フィールドノート−』(共著、鹿島出版会)など。

◎松村 暢彦(まつむら のぶひこ)
 1968年兵庫県生まれ。
 大阪大学工学部土木工学科卒業、同大学院修了。
 博士(工学)。
 大阪大学助手を経て、2004年より大阪大学准教授。
 著書に『モビリティ・マネジメント教育』(共著、東洋館出版社)、『地球温暖化防止に向けた都市交通』(共著、交通工学研究会)、『モビリティ・マネジメントの手引』(共著、土木学会)など。

◎永田 宏和(ながた ひろかず)
 1968年西宮市生まれ。
 大阪市立大学工学部建築学科卒業、大阪大学環境工学科大学院修了。
 工学博士。
 格op都市文化創造研究所代表取締役、NPO法人プラス・アーツ理事長。
 武庫川女子短期大学非常勤講師、大阪大学非常勤講師等を歴任。
 「第6回21世紀のまちづくり賞・社会活動賞」「第6回パートナーシップ大賞グランプリ」「第14回防災まちづくり大賞・消防科学総合センター理事長賞」受賞。
 著書に、『都市デザインの仕事』(共編著、学芸出版社)、『地震イツモノート』(企画・木楽舎、ポプラ社)『親子のための地震イツモノート』(ポプラ社)など。

◎宮崎 ひろ志(みやざき ひろし)
 1959年神戸市生まれ。
 神戸大学工学部環境計画学科卒業。
 博士(工学)、一級建築士。
 兵庫県庁、姫路工業大学(現・兵庫県立大学)自然・環境科学研究所を経て、2007年より関西大学環境都市工学部建築学科専任講師。
 著書に『建築と都市の緑化計画』(共著、彰国社)、『はじめての環境デザイン学』(共著、理工図書)など。

◎下村 泰彦(しもむら やすひこ)
 1958年大阪市生まれ。
 大阪府立大学農学部農業工学科卒業、同大学院修了。
 博士(学術)。
 大阪府立大学助手、同大学講師を経て、1997年より同大学准教授。
 (社)日本造園学会理事、(社)日本都市計画学会関西支部幹事、近畿大学理工学部、大阪工業大学工学部、大阪市立大学工学部非常勤講師等を歴任。
 著書に『これからの安全都市づくり 阪神・淡路大震災の教訓を踏まえて』(共著、学芸出版社)、『環境問題とは何か −12の扉から−』(共著、晃洋書房)、『農学から地域環境を考える』(共著、大阪公立大学出版会)など。

◎室ア 千重(むろさき ちえ)
 1975年京都市生まれ。
 神戸大学工学部建設学科(建築系コース)卒業、同大学院博士課程修了。
 博士(工学)、一級建築士。
 褐サ代計画研究所勤務を経て、2005年より兵庫県立福祉のまちづくり研究所特別研究員。近畿大学非常勤講師、大手前大学非常勤講師、兵庫県まちづくり審議会委員等を歴任。
 著書に『団地再生−公団住宅に住み続ける−』(共著、クリエイツかもがわ)。



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