学芸セミナー

買い物難民と徒歩圏マーケット

知恵と工夫の地域再生

斉藤俊幸

2012.9.7(終了しました)



趣旨


斉藤俊幸さん
 徒歩圏マーケットは、市街地で「買い物難民」化している人々の日常生活をどう支えるかという大問題に対する一つの回答です。
 全国に先駆け、JR荒尾駅から車で10分ほどのところにある中央商店街で、青研という徒歩圏マーケットができました。
 青研は地元の野菜や果物、手づくりの漬け物やパン、そしてちょっとした日用雑貨も扱い人々の生活を支えています。そして店の横にワイナリーをつくり地元産ワインを販売し近隣の農産物を届け、地域力を高めています。
 こうして小さいながらも持続的な仕組みが回り出しているのです。
 本セミナーでは、この青研のスタートに地域再生マネージャーとして関わった斉藤さんをお招きし、徒歩圏マーケットのその後の広がりや、高齢社会における知恵と工夫の地域再生についてお話し頂きます。


 当日、徒歩圏マーケットとしての青研や買物難民対策もお話されましたが、その後の過疎地域等での取り組み、とくに地域おこし協力隊のお話がメインとなりました。題名と異なりましたことをお詫び致します。

前田裕資

会場からいただいたご感想

○Kさん(会社員):
 勝つまでジャンケン、参考になりました。

○Mさん:
 「買物難民」(と言われているのは)最近の話だと思っていましたが、ずいぶん前から問題として活動の流れのなかで自然に取り組んでいることを知り、時代をつくっていくのは一人ひとりの力が大きいのだと感じました。
 私もセレンディピティ(創発)の考え方が好きなので、今日の話はとてもワクワクして、引き込まれる内容でした。
 主体的に現場に入って、理屈ではなく、肌で感じ、ひらめきで動いていくというスピード感が地域おこしでは大事なのだと感じました。「リードタイムの短縮」がキーワードで、私も思ったことをすぐに実行に移していこうと刺激を受けました。

○Fさん:
 たくさんの成功例を聞けて参考になりました。
 やり続けることのエネルギー、(地域づくり協力)隊員と地元の方々のコミュニティ等を、もっとお聞きしたかったです。

○Tさん(大学):
 大学の改革のために走りながら考えることしかできない自分はおかしいのかと思いましたが、そうではなく、「創発」に結び付くことを学びました。

○Oさん(コンサルタント):
 まずは、このような機会を設けていただいたことを感謝します。
 斉藤氏の話す内容には魅力も価値もあると感じた。
 But、やはり買物難民というテーマに期待して参加したので、もう少し、事前に内容調整をしていただきたいと感じた。
 斉藤氏がやられていることには価値があると思うが、その説明に、やたら政治家や行政からの評価が紹介されるのは違和感があった。自分を自慢したいのではなく、後に続く者たちのの評価が低いのに不満があるように感じた。

○Aさん(市職員):
 全国各地や地域再生の事例を現場からの視点でご紹介いただいたので、大変参考になりました。

○Nさん(会社員):
 本日は貴重なお話を有り難うございます。
 地域活性化に向けた各地の事例を丁寧にお話していただきまして、大変参考になりました。地域のもつ強みを発信できる基盤づくりに務めます。

○Kさん(財団職員):
 勝つまでジャンケンの精神と行動力に驚きます。
 地域によそ者が入ることで、今までにはない発想が生まれ、地域の生き甲斐が生まれているというところに感動です。
 10月の研修でもお願いいたします。

○Sさん(市職員):
 実例をたくさんご紹介いただき、時間があっという間に過ぎました。
 とても楽しいご講演を有り難うございます。

○Sさん(市職員)
 タイトルと全く違い、ただの発表会のようで、あまり参考にならなかった。

○Hさん(コンサルタント):
 予想と内容が違って少しびっくりしましたが、ひょうたんからコマ。大満足でした。

○Yさん(財団職員):
 題名を変えたほうが、もっと人が集まったのではないでしょうか。
 先生の話はよかったです。

○Iさん(財団職員):
 買物難民のお話は聞けませんでしたが、多くの事例を聞くことができました。
 また楽しいお話でした。

○Iさん(大学生):
 地域のまちおこしに関わっている先生の講演会に初めて参加させていただきましたが、大変勉強になりました。
 「勝つまでじゃんけん」。
 私もいま京都で衰退している商店街と戦っており、地道にこつこつが大切だと改めて気づかされました。ほんとうに有り難うございます。

○Tさん(財団職員):
 いつもながらの斉藤節で、興味深く拝聴しました。
 今後ともご指導いただきたいと思います。

○Sさん(都市&設計事務所):
 様々なアイデア、地域資源の発見、地域住民、人材の参画、非常に勉強になりました。
 勝つまでジャンケンの考え方は応援歌になりました。


 

□日時/場所/会費


おっぱまワイン(神奈川県横須賀市追浜商店街)

○セミナー
 12年9月7日(金曜日)
 18時00分開場、18時30分開演〜20時30分頃まで
 京 都学芸出版社3階
       075-342-2600
       京都市下京区木津屋橋通西洞院東入
       京都駅より徒歩約5分 お車での来社はご遠慮ください。

 会 費/1000円、定員70名(先着順)
 
○斉藤俊幸さんから
 神奈川県横須賀市追浜商店街にあるまちなか研究室追浜こみゅに亭では一ヶ月に1回住民と商店主がボランティアでワインを仕込み、その収益でまちづくりを進めています。10年前に始まった補助金不要のまちづくり、自立した商店街活動はコミュニティ・ビジネスの先駆け的事例のひとつです。
 熊本県荒尾市中央商店街にあるまちなか研究室青研は、買物に孤立した高齢者のために徒歩圏内に開設された店舗。買物難民を日本で初めて問題提起した事例として大きな注目を浴びました。
 私は地域再生マネージャーとして市町村に赴任して9年目を迎えます。産炭地、農業地、漁港、山間地、離島と定住し地域再生事業の仕事をしています。商店街の買物難民だけではなく、山奥や離島で孤立する集落や独居老人に直面しています。
 地域課題に直面し、知恵と工夫で解決する地域再生マネージャーの姿は、総務省において創設された地域力創造アドバイザーや地域おこし協力隊のモデルとなりました。また、農産品を加工し販売する流れづくりは6次産業化の原型として取上げられました。
 地域の現場に直面してぎりぎりの解決策を住民とともに見出すこと。意図せざる結果を伴う混沌としたプロセスのなかでもころんでもただでは起きない経験を積み上げるとあるとき偶然に門戸は開かれます。(偶然に物事を発見する能力である)セレンディピティ(創発)によって、我々はまちづくりの新しい領域に入ることができます。「瓢箪から駒」が現れ、「怪我の功名」が生まれる、そんな現場の様子をお伝えしたいと思います。
    ・斉藤俊幸(地域再生マネージャー)
    地域活性化伝道師(内閣官房)、地域経営の達人(総務省)
    地域力創造アドバイザー(総務省)
    実践キャリアアップ戦略食の6次産業化プロデューサーWG有識者
    同プログラム起草小委員会委員(内閣府)
    熊本県荒尾市地域再生事業で地域づくり総務大臣表彰受賞


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