実証・仮設住宅


2013年学芸セミナー(終了しました)

実証・仮設住宅
東日本大震災の現場から

元岩手県建築住宅課総括課長として仮設住宅建設を陣頭指揮。 現在、大槌町副町長  大水敏弘



大水敏弘著/8月30日発売/2500円+税
 震災直後には「仮設住宅を早く!」の大合唱が起こります。それに応えて行政やメーカー、建設の現場では必死の努力がなされ、今回も被災後9ヶ月で供給が終わり避難所はほぼ解消されました。
 もっと早く!、もっと良いものを!といった様々な批判を受けがちですし、追加工事が多発したことなど反省点も多々あるそうですが、次の震災への備えに活かすためには、実態をまず知る必要があると考えます。
 そこで今回は、岩手県の行政現場で陣頭指揮し、このほど『実証・仮設住宅』をまとめられた大水さんに、混乱の中で行われた建設の真実、直面した様々な課題、そして今後の震災への教訓を語って頂きます。
 またコーディネーターには仮設市街地づくりを提唱し、被災地支援や研究活動に取り組んでいる復興まちづくり研究所の森反章夫さんをお迎えし、会場の皆さまとともに議論を深めたいと思います。
 奮ってご参加ください。

プレハブ建築協会住宅部会の仮設住宅(宮古市)
 <具体的話題>
・用地不足の実態とは?
・なぜ大部分の仮設住宅を全国メーカーがつくるのか?
・地元工務店の仮設住宅のメリットは?
・「お盆の頃までに入居」の真実とは?
・民間住宅借上げのメリット・デメリットは?
・被災者に配慮した仮設住宅づくりとは?
・なぜ追加工事が必要になったか?
・今後起こりうる巨大地震に必要な備えとは?


日時:2013年8月9日(金曜日)18:30開場、19:00〜21:00
会費:1000円、定員50名(先着順)
場所:東京文京区シビックホール会議室1(3階)
共催:(株)学芸出版社、NPO復興まちづくり研究所


会場からいただいたご感想

講演中の大水さん
 

 

会場風景
Kさん(大学):
 福島、宮城の取組は知っていたが、岩手県の取組は初めて聞いて参考になった。
 特に土地確保の苦労、努力には敬意を表したい。

Hさん(ハウスメーカー):
 東日本大震災後、現地で応急仮設住宅の建設にたずさわった者として、とても関心深く聞かせていただきました。
 今後のあるべき姿を考えると、答えは決して一つではないと思いますが、機会あるごとに議論してゆきたいです。

Mさん(研究所):
 大変興味深いお話が聞けました。有り難うございました。

Sさん(設計事務所):
 なかなか伝わってこない実情が聞けて参考になりました。
 様々な仮設住宅があったこと、長期的な仮設での生活をとなれば、そのニーズが必要となるのはわかりますが、仮設に限らず様々な試みをなされていたことに驚きました。
 仮設と言えば悪いイメージでしたが、なかには良いものもあるんですね。

Nさん(設計会社):
・「仮設住宅の基本〜震災〜仮設住宅建設〜今後に向けて」を体系的に説明していただき大変分かりやすかった。
・よく5ヶ月で建設できたと思う(あの被災状況下で驚きです。用地、資材、生産能力)。
・平時から一歩ずつ災害に備えることが大変重要であることがよく分かりました。今後、20年、50年……100年も続けていける仕組みづくりも必要であると感じました(継続、事前復興プラン)。
・有り難うございました(激務のなか、いったい、いつ書かれたのでしょうか?)

・Nさん
 PPTでの報告は仮設住宅の設置〜今後まで重要な点がまとまっていて参考になりました。
 それに会場からの質問も、多様な分野・視点からのものだったので、ご報告がより深まるものだったと思います。有り難うございました。

・Nさん(独立行政法人):
 内容が盛り沢山。もっと時間が欲しかったです。

・Yさん(ゼネコン):
 お話をうかがって、大震災から3年目を迎えて、被災者の方々の救済という段階から自主的な生活の回復、コミュニティの回復という段階に来ているのだという感想を覚えました。
 仮設住宅については用地の確保から入居の斡旋までの自治体の方々のご苦労にも頭が下がり、実際に現在もお住まいになっている方々の住んでみないと分からないであろう不自由さもしのばれます。
 改めて1日も早い元の生活に近づく復興をお祈りし、我々にもできることを考えてみたいと思います。
 
・Kさん(設計事務所):
 いただいた資料とプロジェクターのPPTの内容が異なっているので、もう少しコメントが欲しかったです。
 仮設住宅でもかなりの期間住むことになるので、基準法を基本にして住まいの快適さ(プラン、断熱、遮音、通風、採光)は大切な要因になることが分かりました。
 『実証・仮設住宅』を読ませていただきます。
 実際住んでいる人の声が聞きたかったです。

大水敏弘さん略歴

970年生まれ。大槌町副町長。技術士(建設部門(都市及び地方計画))。
1993年東京大学工学部建築学科卒業後、建設省(現国土交通省)入省。関東地方整備局建政部住宅整備課長、岩手県県土整備部建築住宅課総括課長、国土交通省都市局市街地整備課企画専門官等を歴任。地域振興整備公団在任時に、沖縄市や防府市の市街地再開発事業に携わり、その後水戸市都市計画部長として都市整備を担当するなど、地方都市の市街地整備に長く関わっている。東日本大震災時には、岩手県庁に勤務しており、以降1年間、災害対応の最前線で仮設住宅建設等の業務に当たる。平成24年度の1年間は国土交通省本省で復興事業の担当官となり、平成25年4月から現職
著書に『実証・仮設住宅』(2013年8月31日発売予定)がある

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