学芸セミナー/『創造農村』出版記念連続レクチャー第1回
創造的過疎が描く未来



人口6千人の小さな山村に、ICTベンチャー企業や若手デザイナーが続々と移住している徳島県神山町。工場や商業施設の誘致ではなく、クリエイティブな人材を誘致することで過疎を克服しようとしている。
その立役者であるNPO法人グリーンバレーの大南信也氏をゲストに招き、これまでの「創造的過疎」への取り組みについてご紹介いただき、創造農村への試みを探る。


参加者のアンケートより

神山の今ができていくプロセスが興味深く、もっと伺いたいと思いました。

人づくり、組織づくり、まちづくり、働き方についてのお考えを詳しく伺ってみたかったです。

まちづくりやITについてはまったく門外漢なのですが、ちょっとしたきっかけでこのセミナーを知り参加させていただきました。全く素人の私でもとてもわかりやすい内容で興味深く聞かせていただきました。
観光で神山町を訪れることは可能ですか?

神山町に行ってみたくなりました。

かつて歩き遍路で通った神山町の素敵な変化を見たくなりました。行政ではなく住民が中心にしなやかに革新を成す様子にエネルギーを戴きました。

大南さんの情熱をいただき、ありがとうございました。

住民主体で町外の人を呼び込み、外の人が増えてくると内の人の意識が変わってきた。場の力を磨き、入った人間の個性がまたその場をさらに磨くという好循環のサイクルが廻り出しているようで参考になった。

事例集が多くますます神山に興味を持ちました!

仕事で各地の生産者を訪れることが多く、過疎について興味があったため参加しました。ワークインレジデンスなど興味深い話を聞く良い機会となりました。

逆指名、行政がやりすぎない・ゆるいからこそ民間が育った、など目からウロコの考え方でした。県の施策にも参考にしたいと思います。神山を訪れたくなりました。

ワークインレジデンスの発想がすごくおもしろかったです。

2年ほど前、成美大学で大南さんのお話を伺いました。あの時からさらに企業も増加しているそうで、またさらに興味を持ちました。「過疎の力、過疎だからヒトのつながりが生まれる」という言葉にはっとしました。
浮遊するリーダーという言葉とは裏腹に、大南さんの人柄、目指す将来像が大きく影響しているようにも感じました。

大南さんのプレゼンがシンプルなのにとてもわかりやすく良かったです。そしてシートの合間で説明されるお話にこそ、さらに大切なことがあったと思いました。他のワークインレジデンスのことなど質問させていただき、疑問が晴れました。

NPOグリーンバレーの活動方針をどのように決めているのか(住民の皆さんとどういう関係をつくっているのか、交流をしているのか)、住民同士はお互いどのようにつながっていたり、外の人とどのようにつながっているのか(SNSなのか、縁側なのか、それ以外か)伺いたかったです。本を読んでみます。

大南さんのお言葉には印象的なコメントがたくさんあり、元気をいただくことができました。「人口が少ないと一人ひとりの特徴がくっきり出る」という田舎のメリットの切り口などです。

神山町とは、東日本の復興支援に行った女川町で神山町出身の方と一緒になったので何か因縁がありました。神山町の活動について、今日詳しく聞かせていただき、ますます強い関心を持つことができました。

実は移住した友人がおり、話を少し聞いて興味を持っておりました。ゆるいつながりから生まれる関係性が確かに田舎らしくなくて素敵だと思いました。私自身は今、コウノトリの関係で豊岡に通っていますが、だんだんつながりができて、そこから開口部の狭さをとっぱらうことができるように思いました。

面白い。地域の再生はいろいろなかたちがある。想像力があれば何でもできると感じた。

大変有意義なセミナーでした。ありがとうございました。


【講師紹介】
大南信也(おおみなみ しんや)
NPO法人グリーンバレー理事長
1953年徳島県神山町生まれ。米国スタンフォード大学院修了。「神山アーティスト・イン・レジデンス」や「神山塾」開設による人材育成、IT企業のサテライトオフィス誘致を推進。的確な目標に向かって過疎化を進め、人口構成の健全化を目指す「創造的過疎」を持論に活動中。

萩原雅也(はぎはら まさや)
大阪樟蔭女子大学学芸学部教授
大阪府立高等学校教諭、大阪府教育委員会事務局社会教育主事、大阪樟蔭女子大学学芸学部准教授を経て現職。奈良市文化振興計画推進委員会副会長、箕面市教育委員会社会教育委員会議議長。博士(創造都市)。
著書:『行政が熱い 大阪は教育をどう変えようとしているのか』(分担執筆)
論文:「『創造の場』についての理論的考察」他


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