『自治体文化政策 まち創生の現場から』出版記念@京都

自治体文化政策と京都創生

平竹 耕三さん、鷲田 清一さん

2016.4.19


趣旨


平竹 耕三 著


 2016年10月から東京オリンピックに向けて全国で毎日150件近い文化イベントが行なわれます。それが一過性のもので終わっては余りにも勿体ない。
 この機会に各地域の文化政策における課題の解決や新たな展開を図るべきです。そして、それをオリンピック終了後も続けていくことで、特色のある地域づくりが実現できるはずです。
 そのためには、自治体関係者が、自分たちの地域の資源を十分に把握することが必要です。そして地域独自の文化の維持や継承、発展を自分事として考える姿勢が求められます。
 『自治体文化政策 まち創生の現場から』は京都市の行政現場のトップである平竹さんが、世界の文化政策の流れを紹介しながら、その経験を踏まえ、自治体文化政策の現在のあり方と向かうべき未来を書かれた本です。
 地方創生は行政の力抜きには考えられません。京都市も戦前から観光・文化政策に取り組み、また近年は「景観・文化・観光」を核に「京都創生」掲げて総合的な文化戦略に取り組んでいます。
 本セミナーでは著者の平竹耕三さんに本の内容を中心にお話いただき、後半では京都市立芸術大学の学長であり、哲学者でおられる鷲田清一先生にご登壇いただき、鷲田先生のコメント・ご批評いただきながら対談していただきます。最後は会場の皆様を交えて議論をいたしたいと思います。
※お席に限りがあります。お早めにお申し込みください。
学芸出版社 前田裕資/山口祐加

□日時/場所/会費等


日時:2016年4月19日(火)
   18時00分開場、18時30分〜20時30分頃まで
場所:学芸出版社3階@京都
   京都駅より徒歩5分

会費:1000円、定員80名(先着順)

『自治体文化政策』ご持参の方、会場でお買い上げの方は500円

□会場からいただいた感想


Iさん
都市間の競争が21世紀を支配する。都市の魅力を高めて創造性の高い自由人をどれだけ集められるか。この視点で眺めると、京都市は何が発信できるか。一つは深みのある文化か。
高級な文化も大切だが、大衆文化を育む仕組み・仕掛けが必要。歌舞伎の出発は鴨川の中州。育てたのは町衆。これをもう一度。
縮小社会は必然。アートは少ないエネルギーで楽しい都市生活を送るヒントになる。
アートを生み出す場、コミュニケーションを生む場が必要。ロームシアターがそのような場になることを願っているが、京大の西部講堂になりうるのか。
「縮小社会を生き抜く都市」というキャッチフレーズはいかがだろう。社会の劣化に対して鋭い感性を持った人を育てることが必要。教育現場にアーティストをという考え方は大賛成。


Nさん
まちづくりと文化・アートの関係について考えていきたいと思っています。とても参考になりました。


Fさん
京都の文化政策の広さと深さをあらためて考える機会をいただきました。
芸大としての立ち位置を改めて文化視点で考えて行きたいと思います。

Yさん
少し大きく概略的な話になってしまい、焦点がわかりにくい話になってしまったように思います。
個人的には自治体がどのように具体的に文化政策をやっていくかを聞きたかったので、少し残念でした。方向性についても宣言などの話はありましたが、どのように引いていくのかを知りたかったです。
しかし、キーワードはいくつか聞けましたので、個人的に調べていきたいと思います。

Sさん
文化政策における「『文化の意義付け』の重要性」が興味深かった。目に見える「文化」を切り売りするような形での観光や経済との文化の関わり方が全国的に(特に地方に)見られる中、国際化や情報化の波を活用し、地域性を担保しつつ、市民のための文化政策が実現できればいいのではないかと感じた。
そのあたり、もう少し平竹氏のお話を伺いたかった。

Yさん
興味深いお話を頂戴できました。特に京都に関するお話、京都の文化政策をテーマにしたお話を直にお伺いでき、良い時間でした。ありがとうございました。

Hさん
バランスのとれた文化政策についての考え方を聴くことができた。
そこに鷲田先生の歴史他豊かな視座からのコメントは示唆に富んでいて、面白く拝聴しました。

Oさん
まちづくりにおける文化の重要さがよく分かりました。

Yさん
鷲田先生のご意見、参考になり良かったです。出版本、拝読させていただきます。
京都でのセミナーは大阪と違った味わいがあると感じました。ありがとうございました。

Sさん
後半の対談は非常にインスピレーションを受ける内容であった。
現在、所有している町家をアーティストに開放し、地域との交流拠点を作ろうとしているが、人・まち・文化の関係を考える上で大いに参考になった。
自治体文化政策は、文化の環境(表現・享受・交流・人材育成)を厚くする点についても貢献できるのでは?

Fさん
芸大とアーティストの可能性を感じる話でした。

Sさん
京都の文化の奥深さをうかがい知ることができ、参考になりました。
地域資源との向き合い方についてもう少し話が展開されると良かった。

Tさん
鷲田先生のコメント、投げかけが大変わわかりやすく、理解しやすかった。

Mさん
京都の文化政策の中で、大学の役割がもう少し位置付けられて良い気がした。
あるいは、宗教界の力も重要に思う。高度な文化を育てないと未来はないと思います。
鷲田先生の「文武」の話は、「文」の考え方を整理する上で大切に思う。

無記名
人の生活に根差した文化がなくなりつつありますね。

Yさん
大体のタイムテーブルを事前にわかっていればと思いました。

略 歴

平竹耕三(ひらたけ・こうぞう)
1959年京都市生まれ。1982年京都大学法学部卒業。2006年経済学博士(龍谷大学)。
1982年から京都市において、税制、法制、まちづくり、労政、産業政策などを経て、2007年から文化芸術政策に携わっている。現在は、京都市文化芸術政策監、ロームシアター京都(京都会館)館長、京都市交響楽団副楽団長。
著書に『コモンズとしての地域空間―共用のまちづくりをめざして』(2002年、コモンズ)、『コモンズと永続する地域社会』(2006年、日本評論社)、共編著に『京の花街―ひと・わざ・まち』(2009年、日本評論社)がある。

鷲田 清一(わしだ・きよかず)
1949年生まれ。
京都大学文学部哲学科を卒業後、関西大学・大阪大学の教授を経て、大阪大学総長などを歴任。
現在、京都市立芸術大学学長、せんだいメディアテーク館長、大谷大学教授。哲学・倫理学の視点からアート、ファッション、教育、労働、ケアなど様々な分野において、評論・執筆活動を行う。

『自治体文化政策 まち創生の現場から』平竹 耕三 著

 全国主要書店で発売中!当日会場でも販売致します。

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