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5 ふつうの「まち」の景観

 

 最後にふつうの「まち」の景観についてまとめてみました。

     
    (1)「まち」から始める
     家(敷地)からまちを考える場の設定。
     個々の空間をつなぐ(空間・工作物・使い方など)。
    (2)「まち」の認識から始める
     特徴的な環境構造や空間のまとまり構造がどうなっているか。
     イメージの要因。
    (3)「まち」の管理から始める
     コミュニティのまとまり。
     コミュニティの環境管理のしくみ…どういう風に環境の変化を調整したり、 管理していくのか。
 
 つまり、 町というエリアの問題、 空間のまとまりという景観を計画する問題、 どうやって調整していくかという仕組みの問題、 この三つがこれから景観を考えていくうえで必要になってくるのではないかと思います。

 今ある敷地のルールを変えるだけで町が出来るわけではないし、 景観法が出来たから町並みが変わるわけでもありません。 やはり、 その町の目標とする姿を共有化するプロセスが必要です。 町の姿が分からないときは、 長田駅北地区のように一つ一つの家の安全や快適さを考えることから始め、 そうした家々がつながったとき家並みとしての景観を考えることがあるでしょう。 そういうことを繰り返しながら町の形や姿を探していき、 それがルールになっていく。 そしてこのような動きを支える仕組みがいるわけです。

 ですから、 普通のまちの景観を考えると、 敷地単位の形態だけを基準として出来るものではなく、 もう少しダイナミックな捉え方をする必要があります。 つまり、 変化を前提にしながらも、 その町らしさ、 生活環境の質を生み出していくものではないかと思います。

 ではこの辺で、 私の話を終わらせていただきます。

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