『建築徒然草』や『続建築徒然草』について望外の御好評を得、更に重ねて『続々建築徒然草』発刊の御要望を多くの読者諸氏から頂戴しました。然し、三冊合計で一八〇話ともなれば、貫徹は難しく、折角の御期待に副い遂げられなかった話もあるかも知れません。尚しかし、本書によって、昔の住居の状態や、先匠の技能や、普請に対する気構えなどについて、より広く御理解頂ければ、筆者の悦びです。