今回のがくげいラボは、スイスの建築事務所「LOCAL ARCHITECTURE」の代表マニュエル・ビュレー(Manuel Bieler)さんをゲストに招き、「建築と地域性」について、国内の多様な地域に拠点を持つ建築家らとの対話を通して考えていこうという試みです。


TEMPLE/住宅(4世帯アパートメント) スイス大使館/役所(所在地:コートジボワール)
SCHOOL OF BOIS GENOUD/学校施設 サン・ルー教会/宗教施設


スイスでは、地域に根差しながら国外でも活動する建築家が多く見られます。そんななかでもLOCAL ARCHITECTUREという事務所名を掲げ、スイス・ローザンヌを拠点に活動するマニュエルさんに、これまでの仕事や現在の状況、プロジェクトの進め方(敷地、周辺状況のふまえかた、形の決めかた、スイス独自の民主主義の中での設計プロセス)、などについて先ずお話いただきます。

そしてマニュエルさんを迎えるのは京都・静原町を拠点とする森田一弥さん、京都・中京区を拠点とする木村吉成さん、愛知・常滑市を拠点とする水野太史さん──それぞれに性格の異なる地域に拠点を構え建築をつくる3名の建築家と、モデレーターを引き受けてくださったRADの川勝真一さん、同時通訳を引き受けてくださったTEAMクラプトンの山口晶さんです。

地域や暮らしと切っても切れない建築を考えるなかでの発見や思考の洗練、地域によって異なる制約が建築の佇まいやフォルムにどう活かされてきたのか、地域社会からの要請との向き合い方、拠点とする地域内での活動とそれ以外、または国外での活動など、ローカルな建築をグローバルに語り合う場にしたいと思います。

会場となるボンジュール現代文明さんは、大正三年に築造、数年前に丁寧に改修された御所南にある京町家。こちらの空間もぜひお楽しみいただければと思います。ふるってご参加ください。





ゲストスピーカー

マニュエル・ビュレー
(Manuel Bieler)

1996年スイス連邦工科大学ローザンヌ建築学科卒業。1997年〜ジェニナスカ&ドゥルフォトリ事務所(ヌシャテル)、1999年〜ズブチェン・ヘンス事務所(ローザンヌ)、2001年〜ダニロ・モンダダ・アーキテクチュア所員を経て。2002年にLOCAL ARCHITECTUREをアントワン・グロピエール(ANTOINE GRANDPIERRE)とロラン・スレー(LAURENT SAURER)と共同設立。同年スイス連邦工科大学ローザンヌ大学院学位取得。2006〜2010年雑誌『A10/アムステルダム』スイス特派員。2008年スイス連邦工科大学フィリップ・タルマン研究室講師、2010年スイス建築家連盟会員、2015〜2016年ストラスブール大学客員教授。
http://localarchitecture.ch/





スピーカー

森田一弥(もりた・かずや)

森田一弥建築設計事務所代表。1971年愛知県生まれ。1997年京都大学工学部建築学科修士課程修了。京都「しっくい浅原」にて左官職人として修行後、2001年森田一弥建築設計事務所設立。07〜08年バルセロナのEMBT arquitectosに在籍。11〜12年文化庁新進芸術家海外研修員としてカタルーニャ工科大学留学。現在は京都市北部の小さな集落、静原を拠点に活動している。
http://morita-arch.com/

木村吉成(きむら・よしなり)

木村松本建築設計事務所共同代表。1973年和歌山県紀の川市生まれ。1996年大阪芸術大学芸術学部建築学科卒業、1997年同大学 根岸一之研究室研究生修了。1997年〜狩野忠正建築研究所勤務を経て、2003年に松本尚子と共に木村松本建築設計事務所を設立。2015年より大阪市立大学大学院博士後期課程在籍。大阪工業大学、武庫川女子大学、京都造形芸術大学、大阪工業大学非常勤講師。
http://www.kmrmtmt.com/

水野太史(みずの・ふとし)

水野太史建築設計事務所代表。1981年愛知県生まれ。2006年京都工芸繊維大学造形工学科建築コース卒業。愛知県常滑市を拠点に設計事務所を運営しながら、2014年からは常滑の建築陶器メーカーのプロジェクト「水野製陶園ラボ」の代表を務める。 愛知県立芸術大学非常勤講師。共著に『地方で建築を仕事にする』(2016年、学芸出版社)。
http://www.mizunoseitoen.com/lab/





モデレーター

川勝真一(かわかつ・しんいち)

1983年生まれ。2008年京都工芸繊維大学大学院修士課程修了。2018年京都工芸繊維大学大学院博士後期課程満期退学。2008年に建築的領域の可能性をリサーチするインディペンデントプロジェクト RAD(Research for Architectural Domain)を設立し、建築の展覧会キュレーション、市民参加型の改修ワークショップの企画運営、レクチャーイベントの実施、行政への都市利用提案などの実践を通じた、 建築と社会の関わり方、そして建築家の役割についてのリサーチをおこなっている。

http://radlab.info/





通訳・スピーカー

山口晶(やまぐち・あきら)

TEAMクラプトン共同代表。1988年兵庫生まれ。2010年マンチェスター大学卒業。中・高・大学を英国で過ごし、帰国後高断熱設計事務所の松尾設計室にて修行。Studio-Lや木工房ようびなどのインターンを経て、現在は6人の仲間たちと共に設計施工集団として活動している。





概 要

  • 日 時:2018年5月25日(金) 19:00〜21:00(18:30 開場)
  • 場 所:ボンジュール現代文明


  • 定 員:50名
  • 参加費:1000円
  • 主 催:学芸出版社
  • 申 込:下記申し込みフォームより
  • お問合せ:学芸出版社
      担当:岩切/iwakiri●gakugei-pub.co.jp(※●を@に)TEL 075-342-2600




  • プログラム

  • 18:30〜 受付開始
  • 19:00〜 マニュエル・ビュレーさんレクチャー/LOCAL ARCHITECTURE(40分)
  • 19:40〜 森田一弥さんレクチャー
  • 19:50〜 木村吉成さんレクチャー
  • 20:00〜 水野太史さんレクチャー
  • 20:10〜 座談会「建築の地域性について」
  • 21:00  閉会






  • 関連書



    五十嵐太郎 編/水野太史・魚谷繁礼ほか 著
    地方で建築を仕事にする 日常に目を開き、耳を澄ます人たち




    前田茂樹 編著、田根剛・豊田啓介 著
    海外で建築を仕事にする 世界はチャンスで満たされている




    福岡孝則 編著/別所力・戸村英子ほか 著
    海外で建築を仕事にする2 都市・ランドスケープ編




    岡田栄造 編/鈴木元・森山茜ほか 著
    海外でデザインを仕事にする 世界の果てまで広がるフィールド







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